製作事例捨て看板

【製作事例38】メモリアルパークの矢印案内捨て看板

捨て看板

今回は、メモリアルパークの矢印案内の捨て看板をご依頼頂きましたのでご紹介します。

商品情報

サイズ W370×H1800mm(板面:W370×H1500mm / 木枠:H300mm)
材質 ターポリン / 木製角材(15mm角)(塗装無し)
付属品 ビニール紐×2本
データ形式 完全データ入稿(Adobe Illustrator)
印刷方法 フルカラーインクジェットプリント
納期 通常コース(5営業日出荷)

デザイン案

実物写真

死生観を映し出すデザイン

パープルとホワイトの組み合わせ

背景色には淡いパープルが使用されており、文字は白で書かれています。パープルは、高貴さ、神秘さ、そして哀悼の象徴として古くから用いられてきた色です。この色は、死生観において重要な「別れ」や「再生」といった概念を連想させ、霊園の厳粛な雰囲気を演出しています。一方、白は純粋さや清潔さを象徴し、故人を敬う気持ちを表しています。

フォントと文字配置:シンプルで視認性の高いデザイン

フォントは、細身のあるシンプルなものです。これは、遠方からでもはっきりと内容を把握できるようにするためです。また、文字は中央に大きく縦書きで配置されており、視覚的なバランスをとることによって来場者への誘導用の立て看板としての役割も果たします。

看板デザインがもたらす効果

来園者の感情に訴えかける

パープルとホワイトの組み合わせは、哀悼の念を深めると同時に、故人を偲ぶ心を穏やかに鎮め来園者の感情に深く働きかけます。淡い色使いとシンプルデザインは、訪れる人に安らぎを与え、心の整理を促します。

霊園のイメージ向上

この看板は、霊園のイメージアップにも大きく貢献しています。安らぎある空間であることをアピールし、従来の霊園のイメージを一新する役割を果たします。

競合との差別化

多くの霊園が比較的シンプルで伝統的なデザインの看板を採用する中、この看板はおしゃれさと機能性を兼ね備えた現代的なデザインにすることで、競合との差別化を図っています。

看板デザインの各要素が果たす役割

  • 形状: 生と死、静と動といった対比を表現し、生命の循環を感じさせます。
  • 色: パープルは哀悼の念を深め、白は純粋さを象徴し、故人を敬う気持ちを表します。
  • 素材: 屋外対応のターポリン製により、天候問わず見た人への情報伝達が確実に行えます。
  • フォント: シンプルで読みやすいフォントは、情報伝達の効率を高めます。
  • 矢印: 矢印をデザインに組み込むことにより、誘導看板としての役割を持ちます。

霊園という場所の特性を最大限に活かしたデザインになっており、非常に洗練されていると感じます。メモリアルパークという重いテーマを扱いながらも、明るめの紫をベースとし過度に重苦しい印象を与えず、訪れる人に安らぎを与えるデザインである点が良いですよね。

まとめ:看板デザインが伝えるメッセージ

この看板は、単なる案内板ではなく、霊園が提供するサービスや理念を視覚的に表現しています。「自然の中で故人を偲び、安らぎを見つけてほしい」というメッセージが、デザイン全体から伝わってきます。

看板デザインを作成する際のポイント

  • ターゲット層を明確にする: 来園者の年齢層や価値観などを考慮し、それに合わせたデザインにする。
  • 設置場所の雰囲気に合わせる: 霊園の立地や周辺環境に合わせて、デザインを選ぶ。
  • シンプルで分かりやすいデザインにする: 情報過多にならないように、簡潔なデザインにする。
  • 故人を敬う気持ちを表現する: 哀悼の念や感謝の気持ちを表現するような配色デザインにする。

最後に

メモリアルパークや霊園におけるデザインがいかに重要であるか、いかに人の心に影響を与えるかということがお分かりいただけたと思います。単なるお知らせではなく、場所やサービスの雰囲気や提供するサービスを伝える重要な要素です。広告効果の高い捨て看板作成することで、より多くの人々にその場所の魅力を伝えることができるでしょう。